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you あなたのハッピーを永遠に願ってる。(you以外の方が読んでも意味がないかも知れません。)

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2019-05-22-Wed 20:28:14 │EDIT
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2000-03-22-Wed 18:32:15 │EDIT



少女は駅前のベンチで祈りを捧げるように座っていた。
電話で話した『you』とは別人のように思える。
本当にあどけなさの残る少女の横顔は、まだ幼女にしか見えない。
掲示板の少女に言葉をかけたのは、初めてだった。
youが書いた、文字の後ろに隠れた悲鳴が、
僕には聞こえたのかもしれない。


都心から多摩川を渡ってすぐのターミナル駅。
ひとつしかない改札を出て、左に階段をのぼると 、
西日がそのベンチの辺りだけを眩く照らしていた。
少女だけが金色に浮き上がるように輝いて見えた。
春の寒い日だった。

youは話しかけてからも
音楽プレイヤーのヘッドホンを耳から外す事はなかった。
それでも、乗り換えに不慣れな僕に
手帳の路線図を見ながら丁寧に教えてくれた。
家出をしている少女のyouとは、乗客の目もあり、
詳しい話をすることが出来ない。
とりあえず、僕のアパートへ向かう。
電車を乗り継いで1時間30分程度かかりそうだ。

部屋に着いたとき、
会話の糸口を見つけようとする僕に対して
「体に触ってもいいよ」
youはこう呟いた。

家族が探してるかどうかを聞こうとする中で、
youは自分の母親の事を話し始めた。
母親が夜の街で身体を売っている事を。
そして、ネットで知り合った男や、
クラスの男子のほとんどと関係を持った事など。
話の中には差別を予想される事もあった。

親は家出をしている自分を、探していないだろうと。
いろいろな話を聞くうちに
複雑な気持ちになっていた。

あどけない、youの事がいとおしくなった。

「とりあえず、部屋汚すぎ。掃除するから」
「そう」

youはテキパキと部屋を片付ける。
掃除機をかけて、雑誌を整理して、
ごちゃごちゃだった部屋は何とか片付いた。

youは「あそぼう」と言った。
それは、淫らな誘惑だった。

その時、
youを抱きしめた時、
何を失ってもいいと思った。
youの抱えた悲しみごと、抱きしめたいと思った。

youの肢体はストロベリーの香りがした。

夜電気を消して
いつか海の近くに住みたいんだと、僕が話した時
youは幼いころ海の近くに住んでいた事を話してくれた。

一人で海に行き溺れかけたyouを
母親が泣きながら叱ってくれた事を。

嘘だと思うかもしれないが、愛していた。

ベッドに横になって、ただ話をしてた瞬間が
懐かしい。

youの話は子供っぽい部分と妙に大人びている所が混在している。
その話し方は僕を癒してくれた
本当に優しいyou

(事故)

youは携帯電話を持っていなかった。
一時期使っていたようだが使用料が高くなり取り上げられたようだった。

そのメールを見たのは事故から3日目の事だ。
「うそでしょう」

「どうかしたの?」
声をかけても返事はなかった。
「チョッと電話してくる」
「大丈夫?」
youは軽い会釈をして突然部屋を出て行った。

バイク事故
「小石一個でも転ぶから」

部屋に戻ってきたyouは
また、チャットの中に夢中だ
ケラケラと笑ってる。

彼女の歌声は悲鳴だった。
だれも救う事のできないような悲しい悲鳴だった。
震えるほど悲しかった。

感情がコントロールできない事は知っている。
できないコントロールを強いられると。
ぶっ壊れてしまう事も。

悲しくて、辛くて、
こんな暗いカラオケボックスの中にいるのが嫌になった。

広い空が見たかった。
まわりに何もないような、だだっ広い空を見たかった。

何もかもを投げ出して
遠くまで

横浜の中華街へ向かった
デザートの杏仁豆腐を食べ終わって、
エキゾチックな神社のような建物を見た後
歩き出すと浜風に乗って潮の匂いがした。

山下公園に出ると、空はすみれ色の雲で覆われていた。
遠くで嘘のように大きなプロペラがゆっくり回っている。
女の子とデートをするのは、何年ぶりだろう。
(デートか?)

こんな深い闇を

(you 僕はあなたに会えただけで、最高に幸せだったよ。)

沖縄で
満天の星空を見上げると

強い風の中でプロポーズ。

「えッ?何て言ったの?よく聞こえないよ!」


PS.

でも、本当は
手紙の返事はなかった。
僕の書いたラブレターは君の手には渡らなかったみたいだ。
後日メールをもらえて嬉しかったよ。

もうyouと再会できない事はわかっている。
youのことを思い出すとき、
今でも必ずyouがハッピーになる事を祈っている。

闇に行かないで。

you
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2011-08-11-Thu 23:22:35 │EDIT
一年後、メールが来る。

逢いに行くと、その直前まで他の男とホテルにいて

3時間近くバイブ入れられていたと話す。

自傷行為だろうと想像する。
2013-08-01-Thu 18:01:38 │EDIT
彼氏が出来たのでそのまま。
毎日加筆中
簡単に言うと
何の手助けもできない
闇に包まれた少女を
好きになってしまった話
ラブレター
 これは、ハーフノベルです。
youと出会って感じた気持ちを
過去の自分の中に投影して
文章として残そうと考えて書きます。

テーマは 謝罪と祈り、
そして、後悔と懺悔
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